発売の概要

対象の日程
3月31日（日）～10月26日（土）

対象の運賃(注1)

予約を決めるにあたって

PPについて

PPは以下の3つの要素から決定される。①基本区間マイル②運賃クラス倍率③路線倍率④搭乗ポイント

PP＝①×②×③+④

①基本区間マイル

これはイメージしやすい単純な距離のことで、羽田か出発の場合、新千歳まで510マイル福岡まで567マイル那覇まで984マイルといった感じです。ちなみに羽田からの直行便で一番遠いのは石垣の1224マイル、一番近いのは富山の176マイルでした。
ということで一回の搭乗でなるべく多くのPPを獲得するにはなるべく遠くに行く必要があります。

②運賃クラス倍率

これは運賃によって変化していてFLEX(予約変更可）では100％つまり１倍、VALUE・SUPERVALUE・VALUETRANSIT・SUPERVALUETRANSITでは75％つまり0.75倍、SUPERVALUESALEでは50％になります。その他国際線航空券の国内線区間はブッキングクラスによって決められています。またプレミアムクラスでは予約変更可能運賃では150％、VALUEPREMIUM・SUPERVALUEPREMIUMでは125％になる。

詳しい運賃についてはこちらを参照してみてください。

③路線倍率

国内線では一律2倍、国際線ではANAグループ運航便の日本発着アジア・オセアニア・ウラジオストク路線が2倍、その他はスターアライアンス加盟航空会社の路線を含めて1倍となります。

④搭乗ポイント

FLEX・VALUE・プレミアム運賃では400ポイントプラスで獲得することができます。往復800なのでこれが意外と大きかったりします。また乗り継ぎ運賃のVALUETRANSIT・SUPERVALUETRANSITでは1区間につき200ポイント出発から目的地までで400ポイント獲得することができます。

これらのルールをシミュレーションすることがANAの公式サイトでできます。

https://cam.ana.co.jp/amcmember/SimulationJaSwitching
(リンクをクリックすると開きます）

例）SUPERVALUEで羽田那覇を片道飛んだ場合（ANAカードワイドで取った場合）

右が獲得できるPP、左が獲得できるマイルです。この場合は1476ポイントPPがついてマイルは739マイルです。さらにステータスや使用したカードの種類によってボーナスマイルがつきます。

修行の計画

基本的には修行はPP単価10円

修行で狙い目の運賃

基本的にはSUPER VALUE・SUPER VALUE TRANSITがメインです。

SUPER VALUE

この運賃は75％で日を選ぶとPP単価が７円代から予約することができ、狙い目の運賃です。特に6月だと羽田石垣線が13500円程度で購入することができます。

SUPER VALUE TRANSIT

この運賃もSUPER VALUEと同じ75％ですが経由するため直行便よりも少し合計区間マイルが長くなり、搭乗ポイントを片道400ポイントゲットできるので、PP単価8円台もザラにあります。

(VALUE)

この運賃は75％で搭乗ポイントが400ポイントつくのでお得かと思いきや、直前まで取ることができるので価格が高めの設定になっていてあまりPP単価はよくありません。しかし、たまにVALUE運賃で直前に羽田石垣線で2万円を切ることがありPP単価８円台も見かけるので、ちょこちょこチェックすると巡り会えるかもしれません。

ちなみにSUPER VALUE・SUPER VALUE TRANSITで一回で獲得できる最大PPはSUPER VALUE TRANSITの新千歳発羽田経由石垣行で3001ポイントです

(SUPER VALUE SALE)

この運賃は50％になってしまうので価格自体が安くても多くの場合PPは10円はおろか20円に迫ったりしてしまいます。なのでこの運賃は修行に向きません。

修行で狙い目の路線

やはり飛行機の運賃は単純に距離に比例するわけではなく、需要と供給に左右されるため、羽田福岡線や羽田新千歳線は需要が高く航空券は高くなりがちです。また航空券の最低価格が高いので、なるべく遠くに飛ぶことが求められます。例えば、SUPER VALUE SALEで羽田から富山まで8070円に対して12170円と距離は7倍も違うのに価格は4000円しか変わらないと言った感じです。

春夏ダイヤの作戦

上記を踏まえて今年度現時点で予約しているのは以下の通りである。

1月

これは1月下旬に行ったのだが搭乗の１週間くらい前に見つけたもので、VALUE運賃はSUPERVALUE運賃に比べて搭乗ポイントがつくので往復800ポイント多くつくことになる。のでPP単価としては9切るくらいで取ることができた。直前に現れたので修行でお得な運賃を取るには、定期的な予約サイトの確認が必要だと実感した。

4月5月

ここは夏ダイヤ開始とともに予約した。2日で安い運賃を10レグも取れたのは、ラッキーだった。この時点ですでに祝日の安い運賃は満席になっていて、競争の激しさをしった。来年の見通しが立たずこれより先には予定を入れることはできなかったので、4月以降の予約はこの時点では取っていない。

6月

6月の予約は4月初めに取った。6月の予約はは4月5月のものよりも単価は安く取ることができた反面、安い運賃が少ないため一気に何便も取ることができず1日１往復くらいで日程的にには嵩んでしまっている。これを見るとやはり6月は航空運賃が比較的安めなのかなと感じた。

結果

90%達成の時点で10円切ったら成功と言われている修行において平均で8.3円という破格で取ることができた。基本的にはこの記事に書いてあることを考慮するだけなのでこれを機に自分なりの修行プランを見つけてみてはいかがだろうか。

追記

修行はPP単価が低い方がいいというのが主流になりつつあるが、修行の魅力には普段行かないところに足を伸ばすというのもあり普段行かないところを経由してみたりと、PP単価が低いことだけが正義ではないかもしれない。それぞれにあった修行で航空業界がコロナ前よりもっと盛り上がってほしい。

(注1) ANA公式サイト引用https://www.ana.co.jp/ja/jp/domestic/theme/sv_vv/

ANA airfare2024年 ANAの春夏ダイヤ